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エンド幅130mmのホイールをエンド幅135mmのクロスバイクで使う。 [自転車 アクセサリー]

スポーク折れた.jpg
スポークって折れることがあるんですね。
わずか走行距離8000kmで壊れたのは驚いた。ママチャリ並みのスポークの数だから一本あたりの負荷は小さいはずだけどなあ。

修理には「スポーク交換」と「振れどり」が必要になります。
どちらもやったことがないから自分でやるには敷居が高い。shopに頼むと安いところでも4千円前後。
このホイールの性能はシマノの前後セット1万のものより下。
性能的には新品でもせいぜい3~4千円の価値しかない。
他のスポークにもダメージが蓄積している可能性を考え4千円出して修理するよりホイールをまるごと交換することにしました。
やっかいなのがリムブレーキ用なのにエンド幅が135mmであること。普通は130mm。

分解してエンド幅135mm用ハブ軸を取り出します。これを使用して135mm化します。
左右2.5mmずつスペーサーを挟めばホイールを固定できる計算。
ハブ軸.jpg

ギア側のスペーサーは直径18mm以下でないとロックリング締め付け工具が入らなくなりスプロケットが固定できなくなります。
ボルト.jpg
私が探した範囲でM10用、厚さ2.5mm、直径18mm以下の条件で見つかったのはこれだけ。
このスペーサーは隣のパーツに傷がつくので重要なパーツの隣に配置しないようにします。
また、締め付けが強く外すのが困難なため片側にしか使えません。

ボルト類.jpg
そこで反対側は2.5mmのスペーサーでなく元より2.5mm厚くなる組み合わせを探します。
最適な組み合わせがなければ、こちら側は直径18mm以上でも大丈夫なので一般的なスペーサーも使えます。
組み立ては無事完了。

ギアが2.5mm内側にずれるので変速機も調整ボルトで2.5mm内側に移動させます。
2.5mm動かせない場合は諦めましょう。難易度が一気に上がります。
チェーンラインも2.5mmずれますがメーカーの仕様を超えるのは最大ギア×最大ギアのみ。
通常使わない組み合わせなので実害はないでしょう。


フロント中ギア時の変速の様子。チェーンラインはすべてメーカーの仕様内なので普通に変速します。


フロント最大ギア。メーカー仕様を超える最大ギアへの変速だけできませんでした。

変速できない理由はチェーンの張力のせいで変速機が適切な位置に移動できないため。
ギアを最大23Tから最大28Tのものに交換したことも影響しているのかも。チェーンの長さは23T用のままだからメーカーの想定より張力が強い。

最大ギア時の変速機の位置を適正より内側にすれば変速しますが他の変速性能が落ちるのでやってはダメです。
ホイール切断.jpg
要らなくなったホイールは分解して切断しました。




シマノ 左軸間座(2.3mm)

シマノ 左軸間座(2.3mm)

  • 出版社/メーカー: シマノ(SHIMANO)
  • メディア: スポーツ用品


スペーサーはこれが使えるようです。お値段はお高めですが純正ですし隣のパーツを傷つける心配もない。
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