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仙台真田氏物語 予約開始 [本]

宮城県在住の作家堀米薫さんの作品。
表紙と挿絵を担当させていただきました。

最初に読んだ時、てっきり真田十勇士のようなフィクションだと思いました。
信長の死後、家康はほぼ負けなし。連戦連勝。豊臣秀吉も戦では家康に勝てなかった。
関ヶ原では徳川方の大勝利の中、秀忠ひとりが昌幸に敗北。
大阪の陣では徳川の圧勝の中、総大将の家康は幸村(信繁)により三方ヶ原の戦いを再現するかのように命からがら逃げ出し、面目丸つぶれ。大恥をかかされたわけです。
徳川家康、秀忠親子は真田昌幸、幸村親子を強く憎んでいたと言われ、その子供を匿うのは大変なリスクです。特に外様大名にとっては発覚すればお取り潰しになりかねません。
それでもその血を守りたいと思うほど幸村の戦いぶりは当時の徳川方の武将にとってさえ特別なものだったんでしょうね。

カバーイラストは3枚の絵からできています。
画材は透明水彩とポスターカラー。
筆は作業の8~9割は名村の特選東紅 中。
幸村.jpg
真田幸村。越前和紙(MO紙)に描いています。
阿梅.jpg
阿梅.jpg
その娘、阿梅。TMKポスター紙。
小十郎.jpg
片倉小十郎。サンフラワーA画紙。

本編は墨汁で描いています。透明水彩は西洋系画材の中で一番にじみがきれいな画材。
あまり墨汁は使ったことはないけど、透明水彩よりにじみがきれいで驚きました。

イラストレーターの名前が表紙に表記されることは少ないのでやっぱり嬉しいです。

仙台真田氏物語: 幸村の遺志を守った娘、阿梅

仙台真田氏物語: 幸村の遺志を守った娘、阿梅

  • 作者: 堀米薫
  • 出版社/メーカー: くもん出版
  • 発売日: 2016/10/05
  • メディア: 単行本


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