四万十町／壁画制作風景の写真をいただきました。

高知県　四万十町の児童や学生さんたちとコラボで制作（私の担当は原図の提供）している巨大壁画。
その制作風景のその後の写真を送っていただきました。

文字が見えてきました。こちらが原図の該当部分。


コピーが決定するまでの裏話。

当初「がんばれ高知！！がんばれ四万十町！！」といった感じの文章を入れたいという要望アリ。

「だれが誰に対して言ってるの？だれは制作者（生徒）で、誰も生徒？ありゃ？？」

ーーって考えていくと必要な要素って実のところ、メッセージではなく「サイン」じゃないのか？
参加校すべての名前を絵に隠し、子供たちに探してもらうというのはどうだろう？とサンプルを提出。↓その一部。

アイデアはおもしろがってもらえたけど、図案そのものが没。
モザイク画の解像度的な限界も指摘される。

サイン代わりに地名はどう？

「四万十」を使った地名は複数あるので「町」まで入れてほしいと言われる。

だんだん本気になってくる。
ロゴは「四万十町」「SHIMANTO」の２つ。
絵の中にちょこっと文字を入れるといった感じでなく、本や映画のちらしのタイトルのようにどーんと大きく、しかも積極的にデザインとして活用（文字があった方がかっこいい）でどーだ。

こんな感じで決まりました。

コメント 2

素敵ですね。
街にも色々と思い入れがあるし、その要望をかなえるとなるとそれも大変ですね。
でも、無難に決まってよかったですね。
完成が楽しみ。
by 伊万里 (2010-07-18 20:53) 

モザイク画はどんな原図でも作業の大変さは同じ。
だったら最高にかっこいい方がいい。

私はボランティアでの参加（教育の現場ってびっくりするくらいお金がないんです）だけど、作業の大変さが想像つくだけに、ある意味、仕事以上にプレッシャーがありましたね。
by おーや (2010-07-19 00:27)